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契約的束縛・誘惑なる秘密
第11章 香港ー裏社会という場所
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ふと目が覚めたが、昨日は嫌なもんを見たぜ‥‥ちくしょうっ!
「・・・何時だよ・・・
・・・15時半?
ちっ、ロンチャンと連絡が取れない時間か」
起き上がれば、必要最低限の物しか無い俺の部屋、何も思うところは無い、この方がサッパリしていて清々するってんだ。
ロンチャンとは19時以降でなければ連絡が取れねぇ、空き時間を利用して飯とシャワーだなこりゃ‥
起き掛けそのままにシャワーに飛び込み、思い出すのは昨日の事。
「なんだってニ首龍の下部組織ばかり狙うんだ?
それも殺しもせず‥‥か‥‥」
俺達みたいな半端者じゃ理由も分からないってか?
どっち付かずの俺達3人、良い年して親の脛噛りの俺とレン、ロンチャンは何か仕事を持っているようだが、俺とレンにあまり教えたがらない。
毎日夜3人集まり、当てもなく遊び歩く‥‥香港の裏社会を‥‥
俺はそれで十分楽しいがな。
「・・・今日はどうする俺・・・」
毎日こうしてシャワーを使った後、鏡を見て自問自答するのが俺の癖、何故だとかどうしてだとかは知らん、何時の間にか癖になっていたんだ!
人に言える癖じゃねえが、これをやると俺だと安心出来んだ、仕方ねえだろ??