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契約的束縛・誘惑なる秘密
第12章 香港ー記憶の彼方
「‥‥従う気なんて無いわ‥‥
そして私を捕まえても、コンラートが靡く事は無い、それぐらい分からないの?」
「知らん、俺はカイザー様の命令に従うだけ、貴様を所望とカイザー様が仰せになった、これが重要‥
皇帝の命は絶対、俺は貴様を捕まえカイザー様に差し出すのみ」
「何処も同じ事を言うのね、頂点の命は絶対と‥‥私はツインドラゴンに従う理由は無い、私はCross sels側よ」
「関係無いな」
「同じ言葉を返すわ」
「下がってろサザンクロス、女1人で何が出来る?」
ウードゥさんが私の前に立ち塞がるけど私は引かない、引けない理由がある‥
大切な人達を傷付けるのは‥‥許さない!!
「どけっ!ウードゥ!!」
「ざけんなっ!!」
ロウレンという人が恫喝するのと、従っていた男達が動くのと、そしてウードゥさんが動いたのはほぼ同時!
「雑魚に負けるかぁーー!!」
手当たり次第に殴り掛かるウードゥさん、でも多勢に無勢には変わりなく、手が空いている男達が私にも襲い掛かって来た。
「・・甘く見ないで・・」
ルークから教えて貰った中で、私が一番得意としたのは‥‥柔術‥‥
相手の力をいなして、動けなくする為に上半身それも心臓から上を狙う。