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契約的束縛・誘惑なる秘密
第12章 香港ー記憶の彼方
∞∞∞∞∞
「ウードゥさん、ウードゥさん!」
あの襲われた場所からウードゥさんを担いで移動し、かなり距離を離したとは思う‥
やっぱり人気の少ない場所で、ウードゥさんを地面に下ろし起こそうとしているんだけど中々起きてくれないの。
(私‥‥そんなに強く力を使ったのかな?)
守ろうと、同じ思いは二度と嫌という思いで、感情が高ぶってしまったのは確か、土壇場で制御が効かない私の力は、こんな事にも作用してしまう。
「・・ウードゥさん!!」
「・・・・・・・うっ・・・」
良かった!
目が‥‥力が切れたんだ‥‥
だけど、軽く力を使った筈なのに、どうしてこんなに力が利いてしまったんだろう?
‥‥‥それよりも!!
「気が付きました?」
「・・あ・・ああ・・
此処は‥‥あの場所と違う‥‥
‥‥っっ!
そうだロウレンの野郎はっ!?」
「もう居ません、やっつけちゃいました」
「は?
サザンクロスあんたが??
あのバカ力に勝てるのかよっ!」
目は覚めたけど、殴られた頬が相当痛そう、それに腫れてるし手当は必要だよね‥
その前に状況説明しないと、動いてくれなさそうだけど。
「‥‥戦闘訓練は受けているの‥‥
伊達や酔狂でCross sels幹部なんてやれない、でもね‥‥そんな私を見せたく無かった‥‥気絶させてごめんなさい‥‥」