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契約的束縛・誘惑なる秘密
第12章 香港ー記憶の彼方
「戦闘訓練‥‥人を殺す事もかよ」
「内容は流石に‥‥
だけど自分の身を守るくらいには訓練させられた、この辺で説明は許して」
「何かあるって事か‥‥
‥‥っ痛てぇ‥‥あのバカ力め‥‥」
「動けるウードゥさん?
何処かで手当しよう??」
一番は、この九龍を離れる事、そうすると行き先が辛い‥
私と仁科さんのマンションという訳にもいかず、かといってホテルの類はダメ、後は何処があるだろう。
「取り合えず九龍城から離れようぜ、香港島に俺が住むマンションがある、そこで良いか?何も無いけどな」
「えっ?
ウードゥさんのマンション!?」
「何驚いているんだよ、手当してくれんだろ?
雲隠れついでに良い場所だと思うがなぁ‥‥」
「て‥‥手当はします‥‥
私の事にウードゥさんが巻き込まれた感じだし、手当くらいしないと申し訳無いというか‥‥その‥‥」
なんで動揺してるのよ私!?
普通に手当するだけ、だけだからね!!
殴られた反動なのか、多少足腰がフラ付くウードゥさんだけど、何とか歩く事は出来るみたい‥
軽く支えながらも、ウードゥさんと一緒に九龍を脱出。
香港島までの定期船に乗り香港島に渡り、ウードゥさんの案内で、ウードゥさんのマンションへと向かう。