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契約的束縛・誘惑なる秘密
第13章 香港ー皇帝という男
∞∞∞∞∞
「コンラートさん?
‥‥‥イェンフゥイさんっ!?」
支部の中に入れば、私を知る古参のイェンフゥイの部下が現れ、私がイェンフゥイを担いでいる事に驚き顔‥‥
それは良いです、それよりも‥‥
「この支部内で治療は可能ですか?
イェンフゥイは‥‥ツインドラゴンに捕らえられていました、下手に病院などに搬送してしまうと、手を差し向けられる恐れがあります」
「ツインドラゴン‥‥‥
っっ!支部内で治療は可能です、直ぐに準備させます!!」
「後は腕の良い医者も‥‥
これだけの重症ですので、にわか治療では意味をなさない」
「それも問題は無いです、もしもの為に香港でも腕のある医者を飼っていますから」
「そうですか、ではイェンフゥイを頼みます」
部下達が慌てて持って来たストレッチャーにイェンフゥイを寝かせ、私の方は一息‥
後はイェンフゥイと医者の腕次第、私の出番ではありません。
「‥‥やはりコンラートさんだったんですね」
「何がですか?」
「近頃ツインドラゴンの拠点が次々襲われていた件です‥‥
コンラートさん達が来た後から、襲われる事が始まった」
「‥‥‥探していただけですよイェンフゥイを‥‥
漸く当たりましたが、中央の調教師が随分と潰されてしまいました‥‥誘き出す為に‥‥」