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契約的束縛・誘惑なる秘密
第13章 香港ー皇帝という男
イェンフゥイからその名を聞く事になるとは、何処まで探りをいれたのか気になります、私の知らない情報があると良いのですが。
「・・数十年前から死の天使というワードは存在していました、それと共に頭角を表したツインドラゴン‥
ツインドラゴンは、死の天使が作り出した狂人集団‥‥作り出すという事は何かに手を加えた、俺はそう考えた」
「‥‥‥‥‥‥‥」
「死の天使は人間の肉体を強化する手段がある、その元はなんなのだろうか?
それを探って行く内に‥‥何故かCross selsに行き着き、中央施設に辿り着いてしまったんです」
「‥‥中央??
中央施設が死の天使と関係していると言いたいんですかイェンフゥイ」
「・・はい・・
死の天使が持つ設備は、裏で中央が手引きしていました‥
流石に誰とは分かりませんでしたが、それとカイザーも繋がりがある‥‥そこまで調べ捕まった次第で‥‥‥」
「裏に中央‥‥だからこそ私の耳に入らなかった‥
離れていた私も私ですが、その間にとは‥‥いえ違いますね、私がドイツに居た頃から、この方が合っていると思います」
あの男の年齢と、ドイツから逃げ出した時期、そして高度な設備‥
数十年前からツインドラゴンに手を出した、そう考えれば中央があの男を拾ったのは更に前、こう考えると辻褄が合う。