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契約的束縛・誘惑なる秘密
第16章 香港ー前途多難
緩慢に責めて決定打をくれない要、どうして要は手加減するの?
日本に居た頃と今で変わった点は何?
もっと奔放に私を責めていた、要がやりたい事を私は拒否した事は無い、なのにこの微妙に躊躇う理由は??
(‥‥‥‥‥あっ!!)
1つだけ‥‥1つだけ思い当たる節があるよ!!
あれは拠点爆破の後の逃避行の時‥‥
私は力の使い過ぎで血の飢えに襲われ、耐えるだけ耐えたけど、無意識に要を襲いそうになり、そこで仁科さんに出された提案。
私と要が車内でセックスするか、イキ続けるまで要が私を責める、この2つの方法。
流石にと思いギリギリまで我慢はしたんだけど、耐え切れなくなった私は要に頼んだ『私を責めて宮野さん』と‥
そして要はイカせ続ける方を選び、イキ過ぎる辛い快楽に鳴いて暴れて、私は気を失った。
でも‥‥でも!
分かっていて責める要も凄く辛い顔をしてた、本当はあんな事をやりたくないという悲しそうで辛い顔‥
だからなの?緩慢に責めるだけで、決定打になるイクまでの責めをしないのは??
私‥‥また要の心を傷付け、その心にトラウマを残してしまったんだ‥
傷付いて欲しく無いのに、あの時の私は知らず要を傷付けていたなんて、そんなの辛い。