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契約的束縛・誘惑なる秘密
第17章 日本ー漸くの下準備という受難
私に同意する美波に、本郷さんと宮野は呆れ顔、まさか同意するとは思わなかった、それが見て取れます。
冗談はともかく、カジュアル系の服を増やしたのは、目立たないように行動する為、男4人揃って黒服で歩くと何かと悪目立ちしますし、必要以外はカジュアルな服で行動、その前提条件で用意させたのは内緒ですねこれは。
「先ずは情報収集からなんだろ仁科?」
「離れている間にどんな流れがあったのか、正確には知りたいです‥
それにより、私達の方も臨機応変に変えなければ上手くいきませんよ?」
「仁科に一理ありーー!」
黙っていても今頃ルークが用意していると思いますが、今日はそれだけで終わりでしょう‥
知る事を知らなければ、こちらの有利には動かない、戦術の基本ですが本郷さんも同じような考え方、宮野は‥‥直感型に近いと思います。
「でもね周防一尊と会うのは決まっているでしょう?
上手くいくと思って、次は表との繋がりだよね仁科さん??」
「そうなるかと美波」
意外な伏兵なのが美波、私と遺物の知識を吸収した事により、私でも美波の潜在能力は予測不能‥
同じ知識でも考え方が違う、使い方が違う、美波が何を思い行動するか、これも鍵になりそうな予感。