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契約的束縛・誘惑なる秘密
第17章 日本ー漸くの下準備という受難
急な提案に私は焦り捲りだというのに、3人は可能性を考えているよう‥
宮野さんは無条件にyes返事、これはもう宮野さんの依存のせいだとは思う。
「私と言われても‥‥
私は誰かに命令するのは嫌です、私が何を出来ると言うんですか?
Cross selsの事だって、仁科さんのお陰でやっと覚えたくらいなのに、それ以上の事なんて無理、分かっているでしょう!」
「ですが香港で情報を掴んで来たのは美波です、そして磐田に渡りを付けたのも‥
美波は人の心を動かす事に長けており、その性質のせいでしょうか、不思議なほど正解の道を選びます、私はそれに賭けてみたいんです‥‥いけませんか?」
「仁科さん私は‥‥」
仁科さんは言った、私は天使の性質が強いと‥‥
人を愛する心、人を慈しむ心、恨む事無く受け入れる心、それが天使の性質だと。
私にそんな心があるのかは、正直分からない、私はただ私の心に従っている、それだけなの‥
それが天使の性質だと言われてしまえば反論は出来ない、本当に何でも受け入れちゃう私の心、気付いたらそうなだけで私自身は無意識なのに、そんな私じゃ先行きが不安。
「‥‥‥意外に杞憂で終わるかも知れません八神様‥‥‥」
「ルーク?
杞憂で終わる??」