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契約的束縛・誘惑なる秘密
第17章 日本ー漸くの下準備という受難
予想外のルークの口出しに、全員でルークを見るけど、ルークの方はあまり良い顔はしていない‥
でも杞憂って?
ルークは何を言いたいの??
「すみません、今言った事は忘れて下さい」
「どうして?
‥‥‥ルークは何を知っているの??」
「知っている?
ルークがですか??」
‥‥え?
仁科さんも不思議な顔をしてる‥
ルークは仁科さんには嘘や隠し事はしない、それなのに仁科さんも知らない??
「‥‥ですから忘れて下さい、自分の余計なお節介‥‥少々過ぎました、自分は引っ込んでいます」
「お待ちなさいルーク!」
仁科さんが呼び止めてもルークは渋い顔、こんなルークは今まで見た事が無いくらい‥‥なのに‥‥
「今何を聞かれても、答える気はありません‥‥
申し訳ありません、自分はそれしか言えないんです‥‥失礼します」
「‥‥‥ルーク‥‥‥」
ルークはそのまま出て行ってしまうし、仁科さんはルークの行動に茫然、日本に来た早々こんな事になって前途多難‥
ついでに私がって話も前途多難でしょ?
取り合えず話は保留になったよ‥
でも仁科さんとルーク、2人が微妙にギクシャクし始めたのも、この件があってから‥‥私の方がどうしたら良いのか分からない、2人が噛み合わないなんて考えた事が無いんだもの。