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契約的束縛・誘惑なる秘密
第17章 日本ー漸くの下準備という受難
「本当に?」
「ええ、嘘は言いませんよ私は」
ドイツで偶然迷っていたところに出会した陽菜ちゃん、可愛くて私とも話が合うし、もう一度会いたいと思っていたの‥
仁科さんも、言ってくれれば付いて行ったのにもう!
「後は別口になりますが、前に多少問題を起こし、全員でお屋敷に逃げ込んだのを覚えていますか?」
「勿論、仁科さん達は凄く使われていたよね?」
「あれはもう勘弁願いたいですが、そちらにも連絡を取り、普段は使用していない別荘の使用許可を取り付けています‥
こちらも候補が多数あり、場所と別荘の間取りから、使えそうな別荘を探しているんです」
「‥‥何時の間に‥‥」
前にほんの一時だけど、暴力団関係の争いに巻き込まれそうになり、櫻澤さんが同じ暴力団関係から、あのお屋敷に臨時採用という形で入る事になった事があった。
暴力団じゃ無いよ、小鳥游さんと同じく、日本で5本の指に入る、経済界の大物さんの本宅、早乙女って言うんだけど、何故か本宅で暴力団関連の人達を匿っていたりする訳。
10日も居なかった中で、櫻澤さんを初めとする男4人は向こうの秘書さんに泣くほどこき使われ、私は厨房で楽しく仕事してた‥
最後にお屋敷の主人とお嬢様に会ったけど、どちらも良い人だったよ?
噂だけじゃ人は分からない、そうも思った束の間の出来事。
それをしっかり利用しているなんて、仁科さんって本当に裏方仕事が得意みたい。