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契約的束縛・誘惑なる秘密
第17章 日本ー漸くの下準備という受難
私も仁科さんもお互い顔を見合せ言葉も出ない、言い訳無用だよ磐田さんは全てを見て全てを聞いて居たんだし、此処は素直に諦めよう?
‥‥‥って、何を諦めるんだろう?
力の事?盟主の事?それとも人を殺めた事?
思い当たるのが沢山あり過ぎて、やっぱり言葉にならないじゃない。
「まあ‥‥電話の時点で、磐田の事は覚悟を決めているので良いですよ、好きに言わせておきます‥
ついでに言えば美波?何時までもこの体勢のままというのは、今日のところは生殺しですかね私は??」
「‥‥え??
‥‥‥‥‥ああぁー!?」
話に夢中で忘れていたけれど、私は仁科さんの膝の上!
降りるにも仁科さんがしっかり抱き締めていて、私は身動き出来ないのよ。
「漸く思い出しましたか?
この状態で耐えれるほど、私は人間が出来てはいないんですがね‥‥美波??」
「それはその‥‥‥やっぱりこのまま?」
「たまには良いと思いません?
人目憚りベットばかり、こんなのは中々ありませんからね、私の膝の上で鳴かせてあげますよ?」
はっきり言って、こっそり外に出ようと思っていたから、パステル調の膝丈程度のタイトスカートに、同じくパステル調のブラウスに簡単な上着という軽装姿。
これで膝の上はタイトスカートがイタいでしょう、本当にシンプルデザインのタイトスカートだから、脚を閉じて乗っているので精一杯なのに。