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契約的束縛・誘惑なる秘密
第17章 日本ー漸くの下準備という受難
「んっ‥‥はぁぁ‥‥」
「くすっ‥‥
動く美波の舌が余計ヤらしく見えますよ?」
「あん‥‥いやん‥‥」
舌先で探り合い、時より深く絡み合う赤い舌がヤらしいの‥
しかも仁科さんはワザとやってるような雰囲気‥‥なのに私の方が煽られてしまいそう。
「この様なのは嫌いですか?」
「嫌いじゃない、だけどもっと深くが良いです」
「‥‥こうして??」
「んんっ! ちゅっああ‥‥」
私が言った通り、今度は私の口内を蹂躙するような仁科さんの舌、歯列をなぞり私の舌の根元まで奪い絡まれているのに、決して激しくは無い舌使い。
小刻みに動く舌が、混ざり合う唾液が、ドンドンと私が仁科さん呑まれていくのが分かる、だって溢れた2人の体液も構わずに、仁科さんのキスに夢中になる私‥
そして離れるのが名残惜しいように、互いの唇の間で繋がる銀の糸を快感の瞳で見てしまってる。
「‥‥トロンと快感に堪らない顔をして、美波は何処までも私を煽りますね‥‥」
「‥‥そんなつもりじゃ‥‥あっ‥‥」
親指の腹で口端を拭ってくれた後、仁科さんの指が私の首筋へと下りてゆく‥‥
指だけじゃない、唇も耳を甘噛みし、そして聞こえる仁科さんの熱い吐息に、私の吐息も上がるのが止まらない。