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契約的束縛・誘惑なる秘密
第18章 日本ー山口で語る美波の過去
「言いましたよ、半月から一月は掛かると‥
何せ香港からですし、今の私達では簡単に移動は出来ません、中央の目が五月蝿いですからね」
「中央の地下クラブを潰すような事を言ってたな?
それで上手く行くのかよ」
「闇雲に潰しても、また中央が来るだけの事、排除する為の準備は進めています‥
‥‥本部の逆鱗に触れた‥‥これが中央に一番効果がある、そのお膳立てですよ」
「仁科、お前の逆鱗に触れたの間違いじゃないのか?」
流石、知っている磐田に誤魔化しは効かないな仁科も‥
中央の事は仁科が率先して動いている、自分の方が上手くいきやすいからと、実行動はルークらしいが。
「どちらでも同じ事、日本に居るCross sels程度では、本部や賢人など雲の上の存在、それを利用するだけの話‥
逆鱗ついでに本部からの試験的運用、理には叶っていると思いますがね?」
「それで引き下がるって言うのか?
今でも面倒なCross selsだというのに、随分と簡単な理由じゃねえのかよ??」
「全てに於いて本部の方が権限が上、そして中央は本部賢人の下部組織扱い、賢人がこうすれという命令に中央は逆らえません、例えどんな理不尽な命令であっても‥
それは暴力団とて同じ‥‥違いますか磐田組長?」