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契約的束縛・誘惑なる秘密
第18章 日本ー山口で語る美波の過去
この期に及んでその話かと‥‥
そして揃って同じ言葉に、磐田の方は頭を抱えていますが、裏社会に属する私達が堂々とホテルなどに泊まれる訳も無いでしょう。
しかも此処は事件を起こした山口県、日本全体と考えれば忘れられているでしょうが、事件を起こしたこの土地はまだ忘れていない、そんな気がします。
「適当にラブホにでも転がり込もうと思っていたんだがな」
「女1人に男3人でか?
別の意味で変態だぞそれ‥‥
ああ分かった分かった、1部屋空けてやるからザコ寝でもすれや」
「こちらはありがたいですが‥‥美波、私達と一緒で大丈夫です?」
「え‥‥まあ何とか‥‥
でも着替えくらい持ってくれば良かったがな?」
「「「確かに‥‥」」」
私達は何時もの黒服、美波は胸が強調されている黒スーツ、泊まるという事を前提にしていなかったので、手荷物など殆ど無し。
「気楽だなお前ら、前に会った時とは別人じゃねえかよ‥‥
此処から少し歩けば、深夜までやってる商業施設がある、必要なもんがあるならそこで買って来いっ!」
「「「「‥‥‥はあ‥‥‥」」」」
言われるがままに‥‥では無いですが、話が一段落付いた後、あまり目立た無いように私と宮野で必要品を購入しに行き、美波と本郷さんが磐田組で部屋を空かす手伝い。
緊張感ばかりでは、良い事なんて無いんですよ?