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契約的束縛・誘惑なる秘密
第19章 日本ー周防一尊という男
「仁科悠人と言ったな、そしてお前が手を下した・・
奪われたものを奪い返す、本当か嗣?」
「・・・はい・・・
あの時上杉の兄貴は東条と組み、そこに居る八神美波を誘拐監禁凌辱、更にそちらの拠点にダイナマイトを仕掛け、女を逃げられないようにしていました・・
その反撃があの顛末、それに偽りはありません老」
「・・・ほう・・・
そこまでは聞いておらんぞ嗣、上杉と東条あのはみ出し者めが!」
「それはこちらも同じ、東条海里を押さえ切れ無かったのが事の原因‥‥
東条海里と上杉明は、Cross selsの外で人身売買及び臓器売買を行っていました、上杉明はその運び役、金のなる木である東条海里に逆らえなかったものと推測しています‥‥
そして東条海里の処分は既に完了、裏に付いていた中央幹部もろとも制裁、これでCross selsの方は収めています」
「詳しいな、お前が金の十字架ゴールド・クルスか?」
「‥‥そう呼ばれる事も‥‥
名など如何様にも変える事が出来ます、今の私は仁科悠人、それ以上でもそれ以下でも無い、貴方と同じですよ」
「ふふふ、流石に肝が座っとる
ワシと同じか、かつては潰しの周防と呼ばれていた昔だがな、だがゴールド・クルスという名は何百年と世界中に知れ渡るという」