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契約的束縛・誘惑なる秘密
第19章 日本ー周防一尊という男
「‥‥落ち着く‥‥私‥‥」
‥‥‥あ、私また‥‥‥
急に拳銃を出されたせいで、私無意識に相手を攻撃してしまった‥‥の?
でも、でも!拳銃を持つ人は人を傷付ける、私の大切な人達を傷付ける、だから‥‥だか‥‥ら‥‥
「心の凝りは分かります、拳銃を意味嫌う理由も‥‥
美波の無意識の行動に非はありません、主催を殺したのもまた拳銃ですので、ですが私が近くに居て、誰かを傷付けさせると思いますか?」
「仁科さん私は‥‥」
「抑えて下さい美波、このままでは屋敷自体を破壊しかねない」
「‥‥‥はい‥‥‥」
仁科さんの言う通りだよ、今は仁科さんの力が私の力を相殺しているけど、このまま力を出し続けていれば、何れ大きくなり過ぎた力がところ構わず襲う。
「心を落ち着けて‥‥力を弱めるように‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
誘導され力を少しずつ抑えていく‥‥
その最中に、仁科さんに目を両手で覆われてしまった、何故かは分かる瞳が赤琥珀になってしまってるんだ、無意識の力だったから。
「‥‥‥収まりましたね、良いですよ‥‥‥」
「‥‥‥‥‥‥」
覆っていた手が離れれば、もうそこには拳銃も、拳銃を持った男も存在していない、私のハプニングはあったけど、私達は周防老の罠をクリアーしたと思って良いんだよね?