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契約的束縛・誘惑なる秘密
第19章 日本ー周防一尊という男
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美波の変化には驚いたが、仁科が抑えた事により事なく終った‥‥らしい‥‥
俺と宮野、いや周防老に磐田まで、あれには驚いていたが。
大広間が美波によって半壊状態なので、周防老に引き連れられ、別部屋で再度話という事になった。
「うちの若い者がすまなんだ、嗣から話を聞き拳銃は使うべからずと言った筈だがはみ出し者が出ようとは、これに関しては此方の落ち度、すまなんだ八神美波だったな?」
「‥‥いえ、拳銃を見て暴走してしまった私も悪いので‥‥」
場所は変わり、普通の間取の部屋‥‥
ただ1つ不思議なところがあるとすれば、日本に普通にある座卓では無く、何故か中華風の丸卓と言ったところか。
「櫻澤は拳銃に撃たれたと言ったな?
そうかアイツが銃弾に倒れたか、それもまた裏の世界に身を置いている者の定めの1つ、八神美波よ心に凝りを持つなとは言わぬ‥
だがこの世界は食うか食われるか、殺るか殺られるか、その覚悟は必要、己が身も仲間の身もだ」
流石周防老、年齢を重ねたからこそ言える言葉、殺るか殺られるか確かにその通りだ、裏の世界は危険と隣り合わせ、これもまた真理。
「‥‥‥分かってはいます、いえ分かっているつもりでした、それが裏の世界だと‥‥
ですが周りが優し過ぎるんですよね、私の自由にさせてくれるから、私は何時までも立ち直れない」
「「「‥‥‥‥‥」」」