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契約的束縛・誘惑なる秘密
第19章 日本ー周防一尊という男
「この3人か?
確かに八神‥‥いや、お前さんに甘そうだ、余談だったか??」
「‥‥いえ‥‥
事実ですから、もう少ししっかりしないとですね周防老」
あの後で普通に周防老と話す事が出来る美波、俺とて引くぞ?普通そんなものだろう??
そのわだかまりというのが無いのが美波の特徴なんだろうな。
「やれやれ、やっと本題ですか」
「それは俺達も同じだ磐田、一緒に静観だったんだ」
「‥‥俺、話すな言われてるし‥‥」
「お前の場合は、話がややこしくなるからだ宮野」
「適材適所ですよ宮野?」
「口が上手いのは仁科だけだもんなー」
少し気が緩めば宮野は‥‥
これでもまだ周防老の前なんだがな。
「ははは・・・
人の性格はそれぞれだ、嗣とて口が上手い方では無い、ワシはただの年の功だよ」
「そう言って頂けるとありがたいです‥
本題でした、私達は前のように手を組みたいだけです、お互い利はあると思いますが?」
「前のようにな・・・
今の現状を知っておるか仁科、前は6対4だった取り分も今は7対3、面倒事はこちらに押し付けCross selsが漁夫の利を得る、だからこそワシらは日和見を決め込んでおる」
「櫻澤、東条が欠け、介入した中央はそんな条件提示とは全く‥‥
私は前の6対4が相等だと思っています、中央を排除した後‥‥の話になりますが、本部の試験的運用、これで強引に話を持って行こうと考えています」