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契約的束縛・誘惑なる秘密
第19章 日本ー周防一尊という男

嘘は吐いていない、これは私が美波から感じた全てであり、美波がこれを克服しない限り、何時までもこの心で悩む事になってしまう、それは私の本意では無いんですよ。
「美波貴方はその武将の血を薄くながらも引いています、それは美波の血の反応で証明済み‥
そして周防老が同じ血を持っていれば、関係性が確実に分かります」
「‥‥‥それは‥‥‥」
「こんなチャンスは中々ありませんよ、私も美波の話を聞いて美波ただ1人と思っていたほど、ですから試すだけ試しても損は無いと思います」
「‥‥試して‥‥どうするの?
今更試しても私の意思は変わらない、親や親類が見付かっても、私は簡単には受け入れてられない」
「それで良いと思います‥‥ですが確認くらいした方が後々の為‥‥
美波‥‥今の美波はもうCross sels盟主なんです、戻してあげたくとも戻す事は出来ない、ですから確認だけになってしまいます」
「‥‥‥分かりました‥‥‥」
折れてくれましたか、それでも多少不服という表情‥‥
私は知っている、繋がった時に美波の記憶を見てしまったせいで、美波が子供時代何れだけ苦しみ傷付いたかを。
だからこそ確認しましょう?
何故美波を捨てたかも含めて。

