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契約的束縛・誘惑なる秘密
第19章 日本ー周防一尊という男

「してどのように試す?
今此処で証拠になる物など何1つ無い」
「ありますよ、それは周防老貴方自身‥
私の一族は少々特殊でして、血が分かるんです、美波の血から感じた私と同じ種類の日本人としての血、それと同じ血を周防老が持っていれば証になります‥
やり方は血をほんの1滴頂くだけ、それを私の体内に取り込めば、当たりであれば血が反応する筈」
「にわかに信じられぬ話だが、それで可能性を確かめられるのであれば良かろう、1滴とは言わず幾らでも持って行くが良い」
「‥‥1滴で十分です‥‥
私は本来男の血は嫌いなので‥‥」
「・・そうだ、あの時仁科お前は助けた八神美波の腕首に噛み付き血を飲んだ・・
その後だあの荒れ狂う力が表れたのは・・」
「やれやれ、余計な時に思い出してくれますね?
確かに私は血を力にします、そしてパートナーであり同じ盟主の美波の血が、私の力を最大限まで引き出してくれます‥
確めるのはその応用、血を取り込み私の力との反応を確認する、血が近ければ近いほど力の反応は高く表れますから」
全く余計な時に‥‥
取り合えず説明はしましたよ?
今は磐田を構うより、了承した周防老の血を1滴頂く事、これが最重要。

