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契約的束縛・誘惑なる秘密
第20章 日本ー因果応報
∞∞∞∞∞∞∞∞
「あっ!
本郷さんはーけん!!」
「ん?
どうした宮野??」
「どうしたって‥‥‥
あの微妙ーーな話が終わってから、みんなで居なくなるし―――
此処の人から飯だと言われて、俺1人で探していた訳」
そうなんだよ!!
周防老と仁科達の微妙――な話が終った後、仁科どころか美波も本郷さんも居なくなって、部屋でポツンとしていたら、飯が出来たと言われ仕方無く探しに出たんだ。
屋敷って言う程だから中が広い広い!
結構な時間あちこち歩いて、漸く本郷さんを見付けたんだよ、俺だけ損じゃね??
「ああすまん、つい癖で屋敷の中を確認していた‥‥
まあ無いとは思うが念の為だな」
「本郷さんって、拠点が移る度こうして裏道抜け道を探して歩いてた」
「それが必要だったとも言うが‥‥
こんな商売だからな、脱出ルートは必ず確保しとかなければいかん、それがもう癖になっているんだろ」
うん、本郷さんは毎回そうしていた、ちょっと懐かしい話になるよな―――
それで助かったけどさ、こうした下準備を本郷さんは何年やっていただろ?
今でも変わらないんだ、俺少し安心したかも。
「でもデカい屋敷だし、ルート見付けるの難しくね?」
「逆だ宮野、これだけデカいからこそ抜け道が沢山あるんだ、後はその道が使えるかどうかの問題」