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契約的束縛・誘惑なる秘密
第20章 日本ー因果応報
「別なんだろう‥‥
誰にも心に残る出来事はある、俺も宮野もだ」
「‥‥‥確かに‥‥‥」
俺達全員が、心の何処かに思い出したくないような出来事を持っている‥
だけどさ、そんなのが集まったからこそ、繋がり深いと思うんだ俺は、だからみんなで一緒に居たい気持ちが強いんだよ。
「美波と仁科を探すか、多少骨が折れそうだが、食いっぱぐれも勘弁だな」
「あ――!
本郷さんがそれ言っちゃう?
でも牡蠣に穴子、後鮟鱇鍋も付けてくれると聞きゃぁ、絶対に逃したく無いし――」
「アンコウ鍋‥‥何時の間に増えた?」
「知らね――
飯って教えてくれた人が言っていただけ」
「昨日は河豚で今日は鮟鱇、飯当たりだけは良い‥‥
ついでに言えば、俺も久し振りの日本食を堪能したいんだ」
「マジな日本食は2年近く前?
美波が作ってくれた家庭料理で最後だもん、絶対に食ってやる!!」
河豚・牡蠣・穴子・鮟鱇‥‥
海外じゃ食べられない物ばかり、やっぱ日本食に飢えてたのかな俺って??
急場凌ぎだけど、俺が歩いた場所は居なかったので除外、その他で美波と仁科が行きそうな場所と、本郷さんと2人で思案中‥
で、本郷さんが内より外じゃないかと言い出して、揃って庭に出て見る事にしたんだ。