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契約的束縛・誘惑なる秘密
第20章 日本ー因果応報
「庭も広っ!!」
「屋敷がデカい分それに伴う庭もデカいんだろう、美波と仁科が人気がある場所に行くとも思えん、となれば離れに近いこの場所周辺か庭の奥の方‥‥そう考えるべきじゃないか宮野?」
「本郷さんマジでこの屋敷把握してるし――
取り合えず本郷さんの言った場所を探して見よ」
「屋根の上にも注意だな」
「あ――そうか、前も屋根の上に登って‥‥‥じゃない、飛んでたしなぁ‥‥
仁科を見付ければ美波も見付かるってか?」
「ま、そういう事だ」
仁科ってさ、拠点が山口県の別荘だった時に、美波を連れて屋根の上に軽々と飛んだ訳‥
だから屋根の上、それに意外に仁科が好みそうな気もするんだよな。
どうやら本郷さんも同じ考えらしく、俺はこの周辺を、本郷さんは庭の奥を手分けして探して見る事になった。
「周りも見て屋根も見れってかぁ?
‥‥あ――首痛くなりそ」
辺りをキョロキョロ、そして屋根をガン見、上を向いたり下を向いたり忙しないよな‥
だけど探すのが目的なんだと、根気よく探していれば‥‥‥居た!
それも美波も一緒だ!!
「‥‥‥‥‥
あ―――――っ!!
仁科だけズリぃ、美波独り占めしてる――!」
見付けた仁科は美波を抱き締めてるし!
俺だってその役やりてぇ‥‥
「・・・お―――――いっっ!!
仁科ぁ―――!美波ぃ―――!」
だから思いっきり大声を出してやった‥
そうしたら慌てて離れる2人、これはしてやったりだぜ!