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契約的束縛・誘惑なる秘密
第20章 日本ー因果応報
∞∞∞∞∞
仁科さんに、ただ"居る"だけと言われて、私の心も大分落ち着いた、そして抱き締めてくれる仁科さんの腕は本物‥
仁科さん自身が必要以外の嘘を吐く事は無い、だからあれが仁科さんの本心。
そう思えば落ち着く事が出来る‥‥そう思ったら‥‥
『・・・お―――――いっっ!!
仁科ぁ―――!美波ぃ―――!』
な‥‥ななな‥‥
なんと下には宮野さんが居て、私と仁科さんに向かって叫んでいるの!
「‥‥‥やれやれ見付かってしまいましたか‥‥‥」
「‥‥‥へ‥‥‥?」
その‥‥今の私は仁科さんを見詰めて抱き締められて‥‥‥えぇ!?
「‥‥‥きゃっ!!」
「‥‥‥くすっ‥‥‥」
慌てて仁科さんから離れたよ!
でも仁科さんは、そんな私を見て少し楽しそうに笑ってる、もう余裕なんだから!!
「飯だってさ―――!
早く降りて来ないと、牡蠣も穴子も鮟鱇も無くなるぞ!!」
「それで探されていた訳ですか、ああ本郷さんまで来ましたね」
「お‥‥落ち着き過ぎです仁科さん」
とは言いながら下を見れば、本郷さんまで宮野さんと合流、仁科さんに抱き締められていた事、どうやって説明しよう‥
本郷さんと宮野さんの気持ちも知っているから、こう粗か様なのは逆に困るのよ。
「私は見られても‥‥別の意味で萌えませんか美波?」
「‥‥‥萌え‥‥‥」