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契約的束縛・誘惑なる秘密
第20章 日本ー因果応報
∞∞∞∞∞∞∞∞
「・・・やはりそうか・・・
・・・ワシと話すのも嫌じゃろうが・・・ああ、夜には着く、その後は頼む・・・・・ワシでも人に頼むという心は持っておる・・・・ああ、ではな」
「・・・・・・・・」
周防老が電話をしている中、俺は老に付き従いながらも、窓から外を見て待機中・・
しかし驚いた、あの女が老の孫だったとは、という事は上杉組での不始末・・俺の命で足りるのか??
(誘拐しヤクを打ち凌辱三昧、普通に考え詫び1つじゃ足りない振舞い・・
なにせ周防老の"孫"をぞんざいに扱ったんだ、落とし前を付けるのが筋ってもんだこの世界では)
そんな事を考えていた最中・・・
「・・・・・っ!?」
上から人が降って・・いや、降りて来たのか!!
しかも降りたのはあの仁科、という事は屋根の上にでも居たのかアイツ!?
「ほう・・軽々と・・
しかも女1人抱き抱えて降りるとは、真面目に見えて面白い奴よ」
「面白い・・・ですか?」
「分からぬか嗣よ、上に立つ者何時如何なる時も動じてはならぬ、それはワシらの世界もCross sels(クロスシールズ)も同じ事・・
だというのにあの男は形に捕らわれぬ、それは産まれながらに上に立つ者の器だが、ああして仲間と気楽にする、ワシには出来ん事だ」