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契約的束縛・誘惑なる秘密
第21章 日本ー遺物の秘密とルークの葛藤


∞∞∞∞∞


今の波動はこの支部の遺物の欠片から、誰かは分かりませんでしたが悪意を持って遺物に触れたが為のアリアンの拒絶反応こう考えていいでしょう。



(しかし誰が?
此処に居る階級持ち全員に、遺物の欠片には触れるべからずと厳命しているというのに、それを破るとは)


もし本郷さんや宮野が触れてもアリアンはこの様な反応はしないと思います。
アリアンは既に2人を認めている、例え触れたとしてもアリアンは沈黙を選ぶ。



「仁科、美波、今のは!?」


「仁科ぁぁ!?」


正面に行くにはゲストルームを通過する、あの波動に驚き出て来た本郷さんと宮野を私も美波もスルーし、脇目も振らず遺物の欠片へと走る!




「何がありました?
‥‥‥ルーク? それにその男は??」


広場に辿り着いて見ればルークが先回りしており、1人の階級持ちを取り押さえています、それも‥‥



「見た事が無い顔ですね
この日本支部にアジア系の階級持ちは居ない、それなのに階級持ちのアジア人とはあまりにも不自然」


「仁科さん!?
‥‥‥アリアン‥‥‥
大丈夫、私達が来たから不信感を抑えてアリアン、このままじゃ支部が崩壊してしまう、お願いアリアン」


「‥‥美波‥‥」


私は目の前の不振人物が気になりましたが、美波は不安定のアリアンを気にしているよう。
確かに美波の言う通りで、このままアリアンが無作為に力を使い続けてしまえば、この地下自体が崩壊する恐れがあります。


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