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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
「本郷さん、そっちの人は?」
「私、仁科様に頼まれました‥
目的地まで案内します、それから目的地に着くまでにピアスを付けて下さい」
「仁科の??」
「らしい、俺も空港内で捕まった‥
大丈夫だろう、ドイツで仁科の名を出すのは、本当に知っている者にしか出来ん」
「信用無い当たり前‥
取り合えずミハエルと呼んで欲しい‥
本当は仁科様が来る予定でした、でも手違いで今日は抜けられず私に頼んだ‥
ピアスを‥‥此処からヘリで直接行きます目的地まで‥」
「「・・・ああ・・・」」
そのミハエルと名乗ったのが頻りにピアスと言うんで、俺と本郷さんはトイレで急いでピアスを付ける事にしたんだよ。
「随分ピアスに拘るよなぁ‥‥」
「逆に言えば、ピアスをしていないと不味い場所ってところか‥
となれば、目的地は本部かそれに近い場所」
「いきなりかよ‥
日本で少し見たけど、本部って面倒くさそう」
「それを俺に言われても困るぞ?
気分的には宮野と同じなんだ」
「あ、やっぱり?
・・・っいてぇーー!」
リング式のピアスだから、穴を開けたら直ぐ付けられるが、この微妙さが痛い痛い‥
本郷さんだって、隣でピアスを付けて渋い顔‥‥痛いよなあこれ。