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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
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「っ!
来た‥‥本郷さんに宮野さんの気配」
私はどれだけこの日を待ち望んだかな?
悠人‥‥うんん仁科さんに付いて一緒にドイツに来て、力と知識の伝達と、ルークに護身術から少し高度な体術系を教わり、その間に仁科さんは方々に手を回してた。
一番は日本‥‥だけど中々難しくて、次に考えたのがこの本部遺跡に呼ぶ事‥
これも苦労したんだよ、いきなり近衛階級で迎えるという話に賢人が反発して、実力だったら仁科さんが確認済みと言っているのに向こうも頑固。
最終的には‥‥言いたく無いけど、仁科さんの逆鱗に触れて‥‥
その後任でまた揉め、漸くみんなと会える今日の日がやって来たの。
「エントランスだよね、行かなくちゃ!」
こんな時、城は走りにくいしヒールが邪魔って言いたいのを我慢して、私は走る2人が待つと思うエントランスに向かって。
(居たっ!!
本当に‥‥やっと逢えた‥‥)
私の大切な人達‥
私が守りたい人達‥
私が一緒に居たい人達‥
姿を見付けて私は呼ぶ‥
久しぶりに出すこの名前、ずっと呼びたかった2人の名前‥‥
「・・本郷さん!宮野さん!!」
呼べばすぐに振り返ってくれる!
懐かしい2人の笑顔と共に、私は2人の間に飛び込んだ!!