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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
「「美波っ!!」」
「逢いたかった‥‥
本郷さん‥‥宮野さん‥‥やっと逢えた!」
思わず2人に抱き付いちゃったけど‥‥良いよね?
1年と数ヵ月ぶりなんだし、向こうもちゃんと抱き締めてくれる、久しぶりに感じる2人のぬくもりに安心するよ。
「美波久しぶりだ」
「美波ぃ逢いたかった!」
「うん私も‥‥
もっと早く呼べなくてごめんなさい、そしてドイツに‥‥仁科さんと一緒と言わなくてごめんなさい‥‥」
「それはいいさ、仁科にくっ付いて行くのがベストな選択だと美波は思ったんだろう?」
「うん‥‥
あの頃の私は、あまりにも何も知らなくて非力だった‥
だから全てを教えてくれる仁科さんと一緒に行く事を選んだの、仁科さんがくれた力をちゃんと使えるようにしたくて、私なりに頑張った」
「そう言えば仁科は?
来る時に来客とか聞いたんだけどさ」
「あ、えーと‥‥それはね‥‥」
エントランスで、場所を考えず抱き付いている事に漸く気付いて2人から離れたよ‥
それに仁科さんの今は‥‥
「急に予定を入れられて、仁科さんは今地下遺跡に居るの‥
来客がアメリカ大統領じゃ無かったら、賢人に任せで知らん顔したのに、ちょっと無理だったのよね」
「「・・大統領・・」」
あれ?
揃って呆れ顔??
アメリカ大統領が此処に来るって変?