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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
「人なんて来ないような山の中だけど、各国首脳や王族、世界的著名人そんなのが来る時があるのよね‥
昔から表の権力者と裏の本部遺跡は表裏一体で、目当ては遺物の力と予言‥‥‥行って見る?地下遺跡に??」
「来た時のヘリポートから考えて、人の出入りはあると思ったが、そんな大物がやって来るのか‥
人の欲は尽きがないと言ったところだな」
「俺行って見たいー!
連れて行ってくれるの美波?」
「その代わり静かにね、バレると面倒だから」
相変わらず本郷さんと宮野さんの反応は別々、だけどこんな2人を見て感じて漸く会えたって実感出来る私。
これが普通だった‥‥
これが大切だった‥‥
性格がバラバラのみんなと一緒に居る、これが私の選んだ幸せ‥‥
1人だけ失ったよ、それは今でも私の心の中に残っている。
『櫻澤霧斗』
私も仁科さんも本郷さんも宮野さんも、櫻澤さんの事を忘れた訳じゃない‥
でも考えると前に進めない、だからみんな避けて通る、少し辛いけど。
気を取り直して、私は本郷さんと宮野さんを地下遺跡に案内する事にした。