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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
「壁が‥‥」
「からくりか何か?」
「違う、仁科さんと遺物の力が壁を光らせているの、どうしてかは誰も知らない、私や仁科さんでも‥
つまらないでしょう?
行こう2人共、部屋に軽食程度は用意しているよ??」
何時までも見ていて、もし賢人なんかに見付かってしまうと、後でお小言確定‥
それはそれで困るから、見付からない内に地下遺跡から離れるようにと、本郷さんと宮野さんを促したが本当のところ。
「来た時の施設を繋ぐ道も複雑だったけど、城も入り組んでいて複雑ー
美波覚えたの?」
「だいたいは‥‥
でも複雑だよね宮野さん、私も凄く苦労したもん‥
だけどあれだよ、奥の手はエレベーターで昇るが一番なのこの城」
「エレベーターはあるんだな」
「古い物らしいですよ本郷さん、動くとギシギシと音が鳴るのがちょっと‥‥」
こんな時は実体験が一番と、本郷さんと宮野さんと一緒にエレベーターに乗れば、2人共納得の渋い顔‥
普段の私は使わない、これは言わない方が良いよね?
エレベーターはガタガタ揺れながら最上階に到着、此処まで来れば一安心、だって誰も来ないから‥
来るとすれば仁科さんとルークだけ。