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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
最上階で2人を通したのは私の部屋、此処にはリビングとか客間とかもあるけれど、ちょっと理由があって私の部屋にしたの‥
変な部屋じゃ無いから大丈夫、とは思うんだけど?
「・・・広いなこれは・・・」
「更にもう1部屋あるじゃん!」
「奥はベッドルームやバスルーム、普段はずっとこの手前の部屋か仁科さんの部屋に居るのよね‥
下手に動くと大騒ぎされるし、大概は大人しくしているよ?」
此処に居る時は・・
とにかく来たばかりで食事も取って無いと思い、事前に用意して貰っていた軽食を本郷さんと宮野さんに進めて見る事にしてみた。
「うわー!
腹ペコだったんだよ俺、空港に着いた途端ミネラルウォーターすら買えずに連行だもんなぁー」
「俺も同じだ、此処で食い物は助かる」
「コーヒーで良いですか?
後、都合が悪いので、食べ終わってからで良いから黒服に着替えて欲しい」
「やっぱり私服は不味い?」
コーヒーを差し出したら、口いっぱいにサンドイッチを詰め込んで質問する宮野さん‥
そういえば凄く食べるんだった。
「そのね‥‥
本部遺跡って事で殆どの人が黒服かローブなの、形に拘らないって仁科さんは言うけれど、口五月蝿く言う人も居るから‥
本郷さんや宮野さんが言われるのは嫌」