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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
「美波がそう言うんだ着替えるさ」
「そうそう、迷惑掛けに来たんじゃないんだし、最低限のルールは守るって‥
後は?他に不味い事無い??」
「その辺りは来客が終わってからルークが説明してくれると思う、その前に仁科さんが居城から飛び出しそうだけど」
うん絶対ある、だって仁科さんだから‥
今までもどれだけ抜け出しただろう?
籠の鳥は嫌いです、と言ってすぐ飛び出すのよね。
2人のコーヒーのおかわりを淹れ、最後に私の分のコーヒーを淹れて、漸くソファーに座った‥
あの頃のように宮野さんの隣に。
「もう少しで仁科さんも1回戻って来ると思う、夕方過ぎからまた付き合いだとは思うけど、顔は出すって言っていたから」
「ずっと大頭領の付き合いじゃないのか?」
「基本的に話さない‥‥盟主としては‥‥
だから途中の相手は賢人の役目で、仁科さんに空きがある訳」
「「なるほど」」
あら?変に納得されたかも??
だけど表には声も顔も見せないが暗黙のルールで、相変わらず盟主は謎の存在のまま‥
私や仁科さんはやりやすくて良いんだけど、回りは大変だよね‥‥特にルークが。
「ねー美波、久しぶりにあれ?」
「あれ??」