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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
そう言われた途端、宮野さんに抱き付かれた!
ああそうだよね、これが毎日だったんだ私、忘れていた訳じゃ無いけれど、いきなり言われて少し考えちゃった。
1年以上のブランク‥‥意外に大きかったりする。
「はあーー
宮野お前な、そういうところは進歩無いな」
「本郷さんひでぇー!
俺、美波に撫で撫でして貰うの、どれだけ楽しみにしてたと思うんだよ」
「まあ本郷さんも‥‥
宮野さん、本当にいきなりで、ちょっとびっくりしただけだからね?」
久しぶりの宮野さんのフカフカした髪の触り心地、宮野わんちゃんは健在でした‥‥なんて‥
ついつい撫でてしまうのが私の癖、私も治ってなかったみたい。
「んーー!
やっぱり美波だぁ‥‥‥」
「‥‥くすっ‥‥
来た早々相変わらずですか宮野?」
宮野わんちゃんがゴロゴロしている中、漸く解放されたらしい仁科さんが先ほどのローブ姿のまま私の部屋にやって来た。
「仁科!
と言っても、フードを被っていてよく分からん」
「仁科ぁ‥‥!
本郷さん、フード取っちゃおうか?」
悪戯心満載の宮野さんが仁科さんに突撃するのと、察知した仁科さんがサラッと避けたのはほぼ同時。