この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
契約的束縛・誘惑なる秘密
第26章 香港ー盟主と皇帝

「よく来たな、コンラート・ゼクス」
「そちらが誘ったではありませんか。私はそれに乗ったまでです」
「ほう……。この俺を見ても、驚きも怖がりもせん。根性だけは座っていると見る」
「さあ、どうでしょうね? 話は簡単です、ヂャン・ミングイを此方に引き渡して貰いましょう」
「何もなくこの裏切者を引き渡すと思うか? 交換条件は、コンラート・ゼクス貴様だ」
「私を捕まえてどうします? 死の天使にでも売りますか?」
「貴様知ってっ!」
「死の天使には敵いませんかカイザー? 仮にも皇帝と名が付く者が、死の天使一人に振り回される。……滑稽ですね」

初めて動揺を見せましたか。論戦でいえば私の方が上。この見た目と長と続いた知識と経験は、そう簡単に負けることもない。

「黙れっ! この俺が死の天使に敵わないだと? 仕方なくあの男に従ってやっているだけのこと。あんなのは俺の力で造作なく潰せる」
「では何故従うんです? ……死の天使が持つ知識、それが必要だからではありませんか? まぁ、私には不要ですが」
「ああ必要だ、腕力を増幅させるあの技術。ツインドラゴン全員が力を持てば香港はどうなる?」
「……何も。
例えそうなったとしても、何れは潰されてゆく運命でしょう。力で抑圧する世界は長くは保ちません」
「面白い考えだ。だが世は力こそ正義、力の前にひれ伏すしかない一般市民の上に立つのもまた一興」
「私から見れば、くだらない考えです」

/751ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ