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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
「おっと‥‥
これから後がありますから、宮野にもみくちゃにされると後が大変になります」
「避けるか仁科ぁ‥
じゃせめてフード脱げなくね?」
「ああ、これですか‥‥」
あっさりとフードを取った仁科さんに、宮野さんはガックリと項垂れ、私と本郷さんは笑いを堪え、それを見て仁科さんの方が不思議顔という面白い光景。
「初めから取れよ」
「忘れていただけです宮野?
今日のところは、この最上階以外はこれですので仕方が無いでしょう」
仁科さんの宮野さんに対する突っ込みも相変わらず、1年以上経っているのに、みんな少しずつ立場が変わったのに、4人で居ると何も変わってない。
凄く安心出来るこの雰囲気、やっと集まれたんだね私達。
「なあ美波、此処での仁科って何時もこんな感じなのか?」
「今日が特別ですよ本郷さん‥
普段は黒服でのんびりはしています‥‥一応」
仁科さんと宮野さんの漫才の中、私と本郷さんのコソコソ話も相変わらず‥
しっかり2人に聞かれてはいるけれど。
「正式以外でこんな面倒なローブを着る訳が無いでしょう、本当に着るのが面倒なんですよこれは‥
はあ‥‥どうしてこう横道に反れるんでしょうね美波?」
「仁科さんが好んで宮野さんの相手をするから‥‥かな?」
「俺もそう思うな仁科」