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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー
「主催が暴力団関係を殆どやっていて、私では奥深くまで食い込めない、日本の暴力団も分裂していますので‥」
「考えて見れば‥‥主催は暴力団の勢力関係無しだったな、俺はCross selsの方が暴力団を抱き込んでいたと思っていた」
「あながち間違いではありませんが、中央が目を付けた以外は主催と東条が誘惑しCross selsに組み込んだんです‥
2人が居ない今、本来のCross sels中央が抱き込んだ暴力団しか残っていない、最大勢力であった上杉組もありませんから」
そう‥‥‥
櫻澤さんと東条海里が居なくなり、更に山口県での事件で2人それぞれに付いていた暴力団も、巻き添えは御免と言わんばかりにCross selsから離れてしまった。
元々暴力団はCross selsに正式に与している訳では無く、Cross selsとの回線さえ切ってしまえば、私達は後を追えない。
そして暴力団関係を全て把握していたのは櫻澤さんだけで、仁科さんでも関わった暴力団以外は分からないと言っていた、これが手こずっている原因の1つ。
「もう少し話をしたいんですが、後が支えているんですよ、此処に来たのも半分は美波を連れ出す為なんです‥
儀式は計画的に逃がしましたが、夜の晩餐迄は無理でした‥‥という事で美波、着替えの方を頼みます」
「あ、はい‥‥」
流石にアメリカ大頭領、盟主揃わなければ都合が悪いの、盟主は2人と裏で公表しているから。