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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー


∞∞∞∞∞


「そこまで遅くはなりません、私達は中心に座っているだけです‥‥それでもお飾りは必要といったところ‥‥
それが終れば、ちゃんと本郷さんと宮野の再会の歓迎をやりますよ、それまでこの最上階から降りないで下さい、今日は特にピリピリしていますので」


「此処に居れば良いんだな仁科?」


「ええ、この最上階だけは誰も来ません、数時間つまらないでしょうがウロウロしないで下さい宮野?」


「俺かよ仁科っ!」


「‥‥ぷっ、仁科さん楽しそう」


俺と宮野に釘を刺す仁科を見て、美波は堪えきれず笑う始末‥
だがこれで楽しそうと言う美波、この1年2人に何があったんだ??



(少なくとも、日本に居た頃のように気楽とはいかないだろう)


Cross selsの頂点盟主という存在、そして此処はそのCross selsの本拠地‥
仁科が釘を刺すくらいだ、城の中は厳格な規律が多数存在すると俺はそう見る。



「では美波を借ります」


「後でね本郷さん宮野さん、本当に歓迎の用意はしているから安心して?」


「「‥‥ああ‥‥‥」」


そう言い残し、仁科は美波を連れ立って行ってしまった‥
さて残された俺と宮野はとうすりゃ良いんだろうな?


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