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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー



「また広い部屋に俺と本郷さん2人っ切り、ついでにウロウロするな言われたし」


「だが此処は美波の部屋と言っていたよな?
他にも部屋はあるんだろう、だが今日は本当に動かない方が良さそうだ」


古い城のようで石壁の無機質のような雰囲気だが、内装は新旧様々な感じになっていて、年代物の調度品から最新設備まで、だが違和感無く調和しているから不思議だ。



「大頭領なぁ‥‥
そんなのが簡単に来る本部、同じCross selsなのに中央とは全然違う‥
もっとこう裏社会って感じ?
ラスベカスに居て、つくづくそう思ったのに‥‥」


「俺の方は半々か?
だがな人種格差をひしひしと感じた、アフリカなのに白人が白人を見に来る世界、一握りの権力者は白人かアラブ人、良い感じでは無かった」


「世界様々ってか本郷さん?」


「そういう事だ宮野‥
コーヒーのおかわり要るか?」


「コーヒーばかり‥‥飽きたぁー!」


やれやれと思いながら、美波が立っていた場所を覗けば、コーヒーの他にも沢山の種類の飲み物が置いてある‥
その中で、俺が目に付いたのは1つ。


「・・・緑茶?
茶器も揃っている」


「緑茶?
マジ!!」


「ああ茶筒の中は緑茶だ、急須も全てある‥‥これ飲むか宮野?」


「久々のグリーンティ!」


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