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契約的束縛・誘惑なる秘密
第5章 ドイツー少しの安らぎー



ミカンはオマケらしく、コタツの上には様々な料理、中には日本食も混じっている、良く用意出来るなと関心しつつ、俺達4人はコタツを囲むように座った。



「先ずは不本意ながらも、ドイツでの再会を祝して‥‥」


「「「「乾杯ーー!!」」」」


乾杯だけは何処でも同じ、ドイツという事でビールかと思いきや、しっかり日本の有名酒蔵の日本酒というオツな趣向、美波も仁科もかなり拘ったらしい。



「意外に苦労したんですよ?
ドイツで日本食といっても寿司かラーメンばかりで、中々美波も妥協してくれませんでしたしね」


「だって‥‥絶対に日本食と違うんだもの、緑茶に砂糖は入れません!」


「緑茶に砂糖‥‥」


「完全に紅茶の間違いじゃね?」


「そう思うでしょう宮野さん、だからそんな間違ったのを提供していない店を探したの」


「美波が探し、城の調理人を店で修業させたという事、この城に一般人は入れられませんから」


「「手が込んでる‥‥」」


聞いて納得なんだが、出された調理人も傍迷惑な‥‥
とはいっても、盟主である仁科の言う事に逆らえないんだろうな此処は、素直にお疲れとでも思っておくか。


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