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契約的束縛・誘惑なる秘密
第6章 ミュンヘン-調教師と調教者

「・・・美波、本郷さんも・・・」
「あっ、ごめんなさい」
「すまん気付かなくて‥‥」
「いえ本郷さんのせいじゃありませんから」
私‥‥‥
本郷さんが悪気があって言った訳じゃ無いのに、それに反応するなんて‥
仁科さんに軽く咎められて当たり前、これは私が悪い、割り切れない私が悪いの。
∞∞∞∞∞
少し気まずい雰囲気の中、車はミュンヘン市内へと入り、綺麗な旧市街に本郷さんと宮野さんの目は釘付け‥
気持ちは分かるよ、私も初めて来た時はそうだったもの。
「街の殆どが旧市街」
「中心部はそうですね戦禍を逃れたか復旧しましたので、ですが郊外に行くほど新しい建物がありますし、交通網も充実しているので、住みやすい地域です」
「新旧入り交じりかぁ‥
ラスベガスじゃ見なかった感じ」
「ラスベガスは開発された土地ですからね、時間があれば中心部散策など薦めますよ宮野?」
「良いかも‥‥
ああー!でも言葉っ、ドイツ語ダメじゃん俺って」
「俺もだ」
「私か美波が居れば何とかなりますし、中心部は観光客用に英語表記も多い、そこまで苦労しません」
あー仁科さん言い切っちゃった、実はかなりドイツ語オンリーの場所もあるのに、それは知らん顔なんだ‥
覚えろって事なのかな??

