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契約的束縛・誘惑なる秘密
第6章 ミュンヘン-調教師と調教者

「えーと‥‥
調教師衣装で良いのかな?」
一度クラブに顔を出すと言っていたし、やっぱりこっちの衣装よね?
なんだかんだ言っても、すっかり慣れてしまった、ドイツに来てから時間があれば調教師をやっていたせい。
「・・・・・・・」
少し精神を集中‥‥そうすれば変わる私の髪の色に瞳の色‥‥
だけどこれだけじゃダメ、赤琥珀の瞳を変化させなくちゃ‥‥‥
「・・・うん!上出来!!」
髪は銀髪のままに、瞳は澄んだグリーンに、これが外の時の私‥
仁科さんが瞳をブルーにするのと同じ原理、意志の力で色彩を変えられる力、今は自由に変える事が出来るようになったんだよ。
色彩を変えてから、露出度の高い調教師用衣装に着替え、ピンヒールとショールを羽織れば出来上がり‥‥仁科さんは簡単だよね、色彩を変えるだけだもの。
「・・美波、出来ましたか?」
「はい大丈夫です仁科さん」
リビングに出て見れば驚く本郷さんと宮野が面白い、仁科さんは平気なのに私は驚くって何処か違う??
「変‥‥かな?」
「美波違うって!
似合っているんだけどさ、瞳の色が緑?」
「ああ違うよな??」
「ですから変装と言ったでしょう‥
本来の瞳では都合が悪いので、私は青、美波は緑にしています、勿論偽名も使って」

