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契約的束縛・誘惑なる秘密
第6章 ミュンヘン-調教師と調教者

「先日お話したように、私とサザンクロスの仲間の本郷紡と宮野要、どちらも腕のある調教師‥‥お買い得ですよ?」
「名前は聞いた事がある、そちらの本郷か?縄を扱う緊縛師として一部に有名だ‥
そして宮野要、アメリカでもトップ10に入るアナル調教を得意とする調教師、知り合いだったとは、しかも良くドイツに呼び寄せられたものだな」
「言いましたよ仲間であり友人と‥
仁科と美波も含め、日本で出会った友人ですから、全員一緒の方が良いんです」
「階級持ち6人同時にミュンヘン支部か、此処も騒がしいところだ‥
自由にしてくれ‥‥上からの許可が下りている上に、全員階級が俺より上なんだ、ルールを守れば好きにして構わない本郷、宮野」
「自由で良いんだ」
「そう言われるのだったら」
初めから諦め境地っての?
完全に仁科に押し負けてるし、それにしてもピアスってこんなにも差を生むんだ‥
前に主催が言ってた、上になればなるほど階級社会だって。
こうして実感するまで分からなかったけど、実感すると‥‥なんて言えば良いんだろう?ああ本郷さんが言っていた格差社会ってやつ、それが身に染みた感じ。
俺的には心境複雑なんだけどさ。

