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第7章 看病
「…だ」

「え?」

「俺は架純と昼間のデートもしたかったが

お前は夜ばかり俺と会うことを選んだ。

俺はバツイチだし

彼氏になれなれないと諦めていた。

そんな時に

佐伯が架純を想っていると聞いて引き際だと

思ったんだ。」

「はぁ…馬鹿じゃないですか?

だから冷たく突き放したんですか。

デートしないのは

部長が自分の家とか詮索する女が嫌いと

前に言ったし重たくない女にならないよ

うにしてたんです。

もし昼間までデートしたら 部長の家まで

押しかけそうでした。」

「本当に?」

「本当に。」


「さっ…佐伯君のことは 本当に…」

背が高いくせにちょっと猫背になってしゅんとする

部長が愛おしく見える。

「疑いますねー。元気になったら一緒に

デートしましょ。プラン考えといて下さ…」

望月は手を引き架純を抱きしめた。

「ごめん…  架純。愛してる…」


「ふふ…嬉しい…私も愛しています。」

二人は何度もキスを交わした。




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