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アスタリスクの恋
第2章 秘め事はキスから…
「不満よ…」
「ほう…ンッ…///」

前に回り、首に腕を回したかと思うと里緒は星夜の唇にキスをした。少しするとゆっくりと離れる里緒の背中に腕を回した星夜は抱き寄せた。

「聞いていませんでしたか?」
「…聞いてた…ょ」
「姫がここまで学習能力が乏しいとは思っておりませんでしたが。」
「星夜…ッッ」
「それとも…」

そう言いかけると星夜はめがねを外すと、頬に手を滑らせ包み込んだ。

「私との関係を始めたいとでも?」
「…ッ」
「答えがないという事は、イエスで構わないな?」

そう言い終えると首に腕を回して引き寄せた。噛みつくように唇を重ね返す星夜。

「ン…星…」
「黙って…」
「…ツ…ンフ…ッ」

どの位絡め合ったか。里緒の肩を押し戻した星夜はニッと笑っていた。
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