この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
アスタリスクの恋
第3章 甘えたな、月夜
そう言うと星夜は優しく抱きしめた。

「星夜?」
「噛まれた後には俺がその傷を癒しますから。」
「星…ッ」
「ん?」
「…なんでも…ない」

そう答える里緒を離すと額にキスを落とした星夜は、ほほえみ返して背中を向けた。

「星夜…」
「はい?」
「…何でもない。おやすみなさい。」
「お休みなさいませ。」

そういい、パタンと部屋を後にした。
残された里緒はベッドに突っ伏したかと思うと、天井を仰いだ。

「いきなり…ズルいよ。…今までずっと『俺』なんて呼ばなかったじゃない…」

そう。突如変わった星夜自身の一人称にドキリとした心を抑えきれずにいた。
一方の星夜は自身の部屋に向かうとカーテン越しに月を仰いだ。

「里緒…あまり俺を本気にさせるなよ」

そう呟くと唇をなぞっていた。
/62ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ