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華の王妃
第7章 王
王の深く吐いた息と共にずるりと男根が抜かれるとリンダリアの胎内に収まり
きらなかった子種が零れ出る。
王は未だ余韻に浸っているのかリンダリアの身体に覆い被さったまま頬や首筋に
唇を這わせながらリンダリアを愛んでいたが当のリンダリアは荒い息を吐きながら
呆然と天井を見上げているだけだった。
「痛みはなかったであろう?」
汗で張り付いた前髪を直してやりながらリンダリアに口づけを落とすと
ぬるりとした舌を差し入れる。
「んっ!」
王の舌は抗議の声を上げようとしたリンダリアの舌を捕らえると深く絡めて
何も言えないようにしてしまう。
絡められた舌は王の舌に翻弄されるように舐められたり吸われたりした。
気持ち悪い・・憎んでいる男との濃厚な口づけにリンダリアは嫌悪感が増す。
王との行為の中でこの行為がリンダリアを一番打ちのめすのはリンダリアが
まだ初心だからだろうか。
王はそっと唇を離すと再び欲情に満ちた目を向けると熱っぽい声で囁いた。
「またそなたが欲しくなった。」