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第2章 玩具、見られながら
………………………………
「橋上……い、いつからそこに…?」

「榎本が来る少し前から」

ということは、…全部

「見てたの…?」

「そんなつもりなかったんだけどな」

最悪…………私はその場にへたり込んだ。

ぺたんと地面に直接お尻が触れる感触で、自分がまだショーツを下げたままなのを思い出して飛び上がった。

「きゃっ…」

そのまま両脚に引っかかったままのショーツのせいでバランスを崩し、

橋上の目の前で、思い切り転んでしまう。

…後ろにいた橋上に、お尻を高く突き出して、ちょうど後背位のような姿勢で。

…お尻もアソコも丸見えだったと思う。

「いやっ…!」

この場から消えてしまいたいほど恥ずかしいのに、アソコが濡れはじめたのが分かった。

「お前何やってんの…」

「みっ…見ないで…!」

急いで姿勢を戻し、ショーツを上げる。

恥ずかしさのあまりそのまま走って立ち去ろうとする私の手を、すれ違い際に橋上は掴んだ。

「待てよ」

「やだっ、離して!」

「心配すんなって、誰にも言わねえよ」

「…!!」

そうだ。橋上はその気になればこの事を会社中にバラすことができる。

そうなると、私は会社にはいられない…

「本当に…?」

恐る恐る聞くと、橋上はにやりと笑って、

「ああ。ただし、
…お前は今から俺の玩具だ」



嫌な予感しかしなかった。

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