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サイレントエモーショナルサマー
第27章 dipendere
柔らかいシーツの上に押し倒されて、藤くんの顔を見上げる。首筋に視線を移すと旅行の間にあの鬱血はかなり薄くなっていた。指を伸ばし、そこを撫でる。次はもう見えないとこですね、と囁く声が私をぞくぞくさせた。

「お願い、早く触って」
「どこに?」
「全部」
「大雑把なのは受け付けてないって言いませんでしたっけ?」
「でも、全部触って欲しいの」
「……まじでそういうの反則ですよ。破裂する」

眉根を寄せてそう言ってから、私の頬に唇を寄せる。彼の左手は首筋を撫で、肩をつつ、と滑っていく。二の腕を揉んで、指先で肘のあたりを擽って。その指は踊るように私の腕を指の先まで滑って、指切りをするようにきゅっと絡む。

離れていった指は今度は下腹部で舞い踊る。脇腹をつんと突いたりしながら臍の周りを撫で、乳房の方へ上がっていく。

指一本でゆったり私を高ぶらせながらキスを繰り返す。自分から仕掛けるキスより、やっぱり藤くんからのキスがいい。彼の吐息も飲み込んで、手を伸ばし柔い髪を掴んだ。

「んっ……」

身体を舞台に遊んでいた指がつんと乳首をつついた。声を出せば手のひらがささやかな乳房をすっぽりと覆い、ぎゅっと掴まれる。

私の唇を貪っていた彼のそれは頬へ移った。それから顎に口付けて、耳たぶを噛む。窄めた舌先が耳の中に入ってきて湿った音が私を支配する。

空いた彼の手が腰骨の辺りに触れた。さわさわと撫でながら時折きゅっと抓り上げる。

「次は、どこ?」

再び始まったキスの嵐の合間に色っぽく問われ、私は腰骨辺りに触れていた彼の手を掴んだ。じっと目を見つめながらその手を促し股間まで持っていく。

舌をちろりと出せば迷いなく彼は吸い付く。舌先を唇で食みながら藤くんの長い指は熱を欲しがる膣口に触れる。指はすぐに中にはいれず、襞を弄びながら時折、クリトリスをつついた。

「ふっ…ん、ん、…はやく、」

じれて腰を動かそうとすると首筋を噛まれた。そのまま彼は頭を動かして乳房へむしゃぶりつく。

「あっ…んんっ…」

唾液を絡ませ、乳首を弄ぶ。ころりと転がされ、押されて、うっとりすれば甘く噛む。びくんと腰が動けば、それを待っていたかのようにやっと指が膣内へと入ってくる。
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